頭痛改善施術

偏頭痛

頭の側面（特に、こめかみ～目の辺り）がズキズキと、心臓の動きに合わせて脈を打つように痛みが起きます。周期的に起こり、重症の場合は頭痛とともに気分が悪くなり、吐き気、下痢などを伴うことも。

痛みの特徴

• 痛みで眠れない
• 照明やテレビの音が頭に響く
• 曇りの時や雨の日の頭痛
• 吐き気を伴う頭痛
• 脈打つような痛み
• 数日痛みが続く

考えられる原因

• 不規則な睡眠
• スマホやPCを長時間見る
• 乗り物酔いしやすい
• 匂いや音に敏感
• 女性の方

1カ月に1～2回、週1回などのペースで周期的に起こり、1～2時間で痛みのピークを迎え4時間程度で収まることもあるが、酷いときは数日間痛みが続くこともあります。頭痛が起こると、いつもの部屋の照明やテレビの音が頭に響くようになり、少しでも体を動かすと痛みが増し、仕事や家事に影響を及ぼすこともあります。

脳の視床下部が刺激を受けることで、三叉神経(顔面の感覚を脳に伝える神経)が炎症を起こすこと、また、脳の血管が急激に膨らむ(拡張する)ことが、偏頭痛の原因といわれています。脳の視床下部は自律神経や女性ホルモンの分泌を司っているため、出産や更年期、月経などにより女性ホルモンの分泌量が変化することが片頭痛と深く関わっていると考えられており、女性に多い頭痛と言われる理由でもあります。

また、視床下部は睡眠を司る部分でもあるため、睡眠不足やストレスなどを誘発することもあります。その他にも、脳の血管の拡張が直接的な痛みの原因であるため、血管の拡張・収縮作用があるポリフェノールの含まれる食品(赤ワイン、チーズ、チョコレート)の摂り過ぎも片頭痛の要因となります。

緊張性頭痛

心臓の動きに合わせたような脈を打つ痛みではなく、はちまきでギューッと頭の両側が締め付けられているような痛みが特徴です。

痛みの特徴

• 首や肩に痛みがある
• 後頭部に痛みがある
• 締め付けられるような頭の痛み

考えられる原因

• ストレスを溜めてしまう
• 同じ姿勢で過ごすことが多い
• 睡眠時間が少ない
• 冷え性がある

長時間の車の運転やスマートフォンを見るなど不自然な姿勢を取り続けると首・肩が凝り、締め付けられるような頭痛が発生しやすいのがこの「緊張性頭痛」です。その他にも仕事や私生活で不安・緊張・プレッシャーを感じると同様の症状が起きることもあります。

緊張性頭痛が起きるメカニズムは全容が解明されていませんが、首や肩の筋肉の緊張から血管が圧迫され、血流が悪くなることが原因だと考えられてます。交感神経の過剰反応も原因の一つと言われています。日常生活における精神的ストレスから、筋肉の緊張が高まったり、また、体の冷えや睡眠時の枕の高さが合わなかったりなどの身体的ストレスも緊張性頭痛を誘発する原因となります。

群発性頭痛

片側の目の奥がえぐられるような（鋭い刃物で突き刺されるような）強烈な痛みが特徴です。夜中～明け方の決まった時間帯に毎日1～2時間痛みが続くことが多いです。

痛みの特徴

• 睡眠を妨げる痛み
• 目の奥がズキンズキンと痛む
• 涙や鼻水が流れる
• 目が充血している

考えられる原因

• タバコをよく吸う
• お酒をよく飲む
• 20～40代男性の方

寝ていても痛みを感じ、じっとしていられず、目が覚めてしまいます。あまりの痛さに『じっとしていられずのたうちまわる』『壁に頭を打ち付ける』『床を転げまわる』などの行動をとってしまうこともあります。しかし、年中痛みがあるわけではなく、1～2カ月間に限られます。その他にも、目の充血、汗・涙や鼻水が止まらないなどの症状を伴い、目の充血・瞼がむくみ目が一回り小さくなるなどの症状がでる場合もあります。

群発性頭痛の原因は目の後ろを通る、内頚動脈に炎症が起こることと言われています。根本的なメカニズムは明確になっていませんが、20～40代の男性に発症しやすい症状です。アルコールの過剰摂取や喫煙、急激な気圧の変化や生活習慣(特に睡眠時間)の変化が引き金となり、頭痛を誘発することがあります。